写真家のジェラール・ドゥジョルジュは世界中を旅し、レンズを通して様々な建築デザインの大作をカメラに収めてきました。
ペーパーブランクスの過去のシリーズでも彼の素晴らしい写真コレクションにたびたび目を向けてきましたが、この度、再び注目し、このムーリッシュ・モザイクの表紙を作りました。
このデザインは、ドゥジョルジュの膨大なコレクションを閲覧していた時に偶然見つけたもので、見た途端にユネスコ世界遺産地になっているスペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿を訪れた時のことが頭をよぎりました。
アルハンブラ宮殿は「地上の楽園」というテーマのもとに配置されたタイルのモザイクで飾られている場所です。
このデザインでで再現した独特のタイル装飾がどこに由来するのかははっきりしていませんが、幾何学模様、花のデザイン、アラビア唐草の模様は、スペインや他の地中海沿岸西部のイスラム建築様式を思い起こさせます。
何世紀にもわたり、イスラムの芸術家たちは、ここで再現した作品のような複雑な模様の印象的な作品を作り、象嵌芸術をけん引してきました。このムーリッシュ・モザイク作品が、手にした皆様を地上の楽園へと連れて行ってくれることを願っています。
PA9419-7 グラナダ&サファヴィー・インディゴ
紙 / 15mm × 10m
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